アゲハ!アゲハ!アゲハ!Papilio! その1

2015カラスアゲハ1
カラスアゲハ"Papilio dehaanii dehaanii"

真夏になると気温が高すぎて、吸水中はほとんど開翅してくれないが、春型の飛ぶ初夏なら期待できる。今年も見事に開いてくれた。蝶の世代は毎年変わっているけれども必ず同じ場所で吸水してくれる。ありがたいなあ。





2015カラスアゲハ2
クロアゲハ"Papilio protenor"との2ショットで

クロアゲハもやってきてダブルで開翅!いやあ、良い景色だ。





2015アオスジアゲハ1
アオスジアゲハ"Graphium sarpedon nipponum"

ラムネ色に光る南国風味の蝶。





2015アオスジアゲハ2

表もラムネ色!普通種なので大人は注目しないけれど、子供には大人気の蝶だ。





2015オナガアゲハ1
オナガアゲハ"Papilio macilentus macilentus"
真っ赤なツツジには真っ黒い蝶が似合う。





2015オナガアゲハ2

こちらはアザミで食事中の雌。オナガアゲハの春型はほんとに小さくて細い。





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五月の快晴の空を飛ぶ、どこかの航空会社のB737。飛行機雲を引いていないので明日も良い天気だろう。

ミカドアゲハ"Graphium doson albidum"を待ちぼうけしている間に見たものは?

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ミカドアゲハと会うためにいつもの海岸へ。すると絶海の孤島のように小さく頼りない沖合の岩場に人影が?





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おおおうっ!釣り師のおっさん3人組がゴムボートで岩場に!これはちょっと気合入りすぎではないかい?それとも釣り師にとっては当たり前の光景?とにかく皆さん命は大切に。





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なんてことが気になるくらい退屈しまくっている私のところへようやく1頭飛んできてくれた。





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GWの内2日間を費やして会えた時間はトータルでたったの5分間位だったんじゃないかな?





2015ミカド5
センダンの花はアゲハに人気があるけど高いところに来るばかり。しかも元気が良すぎて動きを追うだけで精一杯。





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元気が良すぎの個体がいると思えば、こちらの海岸の石の上では弱々しく日光浴する彼が。どうやら今年は発生の少ない年のようだった。残念。





2015ミカド7
突然グオオオオオ--ッと爆音がしたかと思ったら水平線の彼方から一気に頭上をかすめて飛んで行ったF/A18スーパーホーネット。実は私は飛行機好き。地元の方には大変申し訳ないことに、ちょっとだけ格好いいと思ってしまった。いや、本当、すいません。

アドバイスをいただきました。

先のギフチョウの記事で、「いきなり空中で体当たりして抱きつき、地上にポタッと落ちた」ペアを「両方オスかも」と書いておりましたところ、ギフチョウネットの会員でもある「にっぽん蝶紀行」の島崎さんより、「絡み合って落ちたギフチョウの上の子は、襟首に褐色毛が見えるのでメスだと思います。 」とのアドバイスをいただきました。

大変勉強になりました。ありがとうございます。

ギフチョウ "Luehdorfia japonica"の林

 1ギフチョウ2015
下草が刈られ、きちんと手入れされている里山の雑木林。今年からこの付近は、罰則付きの条例で動植物の採集が禁止された。私も「徳島ナンバーの車はお宅?」と腕章をつけた方にチェックされ、直後にその人は「徳島ナンバーの車はカメラマンでした。」とやや安堵した様子で誰かに携帯電話で報告していた。

う~ん・・・、「春になったのでギフチョウを見に来ましたぁ~。」なんて、ほんわかムードとはちょっと違う雰囲気が・・・。

多少の緊張感の漂う中、今年は条例の施行が功を奏し、この地域で網を振っているおじさん連中は一人も見かけなかった。






2ギフチョウ2015
手入れの行きとどいた林床には、遊歩道のすぐ脇にもたくさんのヒメカンアオイが見られる。これなら幼虫の食料は十分確保できるだろう。




3ギフチョウ2015
飛んでいるときにメスを見つけたのか、いきなり空中で体当たりして抱きつき、地上にポタッと落ちた。この二人はこの状態で少しだけゴソゴソしていたが、ほどなく別々に飛んで行ってしまった。両方ともオスだったのかな。




4ギフチョウ2015
この日は気温が低く、あまりギフチョウに会えなかった。あてもなくフラフラ歩いていたら・・・。おや?




5ギフチョウ2015
こちらのカップルはめでたくも無事に恋愛成就できたよう。気温が低くて活性度が低かったせいか、至近距離でゆっくり撮影できた。この後日差しがでて、少し体が温まったとたん、このカップルは林の中に消えた。

アゲハ"Papilio xuthus"もアオスジアゲハ"Graphium sarpedon nipponum"も今年の残暑は厳しそう(徳島県)

とはいうものの、画像は5月に撮影したもの。蝶とか花の様子を見れば一目瞭然なので自発的に白状。

アゲハ

アゲハだって暑けりゃ水も飲む。雄だけだけど。今年は雨が少ないので、林道に浸みだす湧水もほんの少しだ。





アオスジアゲハ

アオスジアゲハの涼しげな色を眺めていると、多少は体感温度も下がるかなあ。





アオスジアゲハ

この秋はアゲハ類がかなり少ない。暑すぎて幼虫のうちに死んでしまったのだろうか。





ニホンザル

通りすがりのニホンザルに「お前にいちいち言われなくても暑いですけど、何か?」とでも言われた気がする。

初夏の海岸のミカドアゲハ"Graphium doson albidum"(徳島県)

ミカドアゲハ

トベラの花は両手で花束を包み込むように咲く。ごくたまにその芳香に誘われてやって来るミカドアゲハを、海をボーっと眺めながら待つことが初夏のお楽しみだ。

やっと一頭来てくれた。でも何か飛び方がぎこちない。





ミカドアゲハ

近くに来たときはっきりわかった。 見事なビークマーク(beak mark)!後ろ翅の3分の1程をパクリとやられている。腹の先スレスレで辛うじて生き残った!

なんという強運!この強運にあやからせていただけますように!





ミカドアゲハ

これが正常な状態の翅だ。それにしても、ラムネのような清涼感を感じさせる模様が上品ですがすがしい。





ミカドアゲハ

薫り高い花束に囲まれて美味しい蜜を吸いながら過ごす至福のひととき。





ミカドアゲハ

初夏のクライマックスに現れる、涼しげな蝶。来年も会えますように。

ウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)"Parnassius glacialis"と初夏の花(徳島県、香川県)

ウスバアゲハ

徳島県の山で。藤の花でお食事。この組み合わせは初めて見た。




ウスバアゲハ

徳島県の山で。ミツバウツギ(たぶん)でお食事。ウツギの花は昆虫達に大人気だ。




ウスバアゲハ

香川県の山で。ツツジの花で休息。




ウスバアゲハ

香川県の山で。タンポポでお食事?おや?




ウスバアゲハ

ああ、なるほど。こんな状態だったか。

お二人の子供達が無事に育って、来年もここでたくさんのウスバアゲハと会えますように。

良かった! ジャコウアゲハ"Atrophaneura alcinous"復活!! (徳島県)

ジャコウアゲハ

2011年、この辺りは土手の漏水防止工事があった。長さ数キロにわたって表面の土が剥ぎ取られ、ダンプや重機が地響きをたてる大工事が3月から11月まで続いた。春の生き物が動き始める前から始まってしまった工事で、ジャコウアゲハがたくさん舞っていたこの土手は、蝶どころか何もいない、ただの人工構造物となってしまった。

2012年春、茶色の地面むき出しの更地と化した土手にちらほらと草が生え始めた。ウマノスズクサもほんの少し復活はしていた。が、当然蝶の姿はなし。やはりもう、ここはダメだと完全に諦めていた。ところが、その秋、ほんの数頭のジャコウアゲハが付近を飛んでいるのを目撃。

そして今年の春。

ジャコウアゲハ

祝!復活!!以前の個体群と同じかどうかなんてわからないし、今後確実に世代が続くほどの個体群になっているかどうかも分からない。でも、たくさん飛んでいる景色は以前と同じだ。いや~~良かった。良かった!!

ジャコウアゲハ

ところが、雄達は既にこんな事態に!例年よりかなり発生が早かったようで。でも、雌達はまだ何とかギリギリな感じはあるけれども、概ねきれいな翅を保っていた。


ジャコウアゲハ

「あっ、いい感じの食べ物見っけ!」



ジャコウアゲハ

「よいしょっ」ととまって、



ジャコウアゲハ

ぽんぽん産卵!



ジャコウアゲハ

翅を全開~~~!お腹が見えないのは、卵を産んでいるため。



ジャコウアゲハ

バンバン走る自動車や、でっかい機械でバリバリやってしまう秋の草刈りの恐怖を乗り越えて、こんな土手下の道路際で羽化した抜け殻。



ジャコウアゲハ

あらゆる困難を乗り越えて復活。母の姿は美しい。そして偉大なり。

ギフチョウ! ギフチョウ!! ギフチョウ!!! "Luehdorfia japonica"!!!!(兵庫県)

ギフチョウ

残念ながら今年はソメイヨシノの開花が早かった上に春の嵐みたいな激しい天候にも見舞われ、この辺りの低地でたくさんのギフチョウが飛び始める時期には、見た目で半分以上の花が散ってしまっていた。でも大丈夫!そのかわり、ソメイヨシノより遅れて満開になる枝垂れ桜との組み合わせが実現!花の色が派手な分、こちらの組み合わせのほうが華やかさでは上かもしれない。

ギフチョウ

バタバタと不器用に飛んで、ぺたりと花に飛びつき懸命に吸蜜する様は、「着ぐるみ」とか「縫いぐるみ」のようなかわいらしさを醸し出す。それに、地域によって翅の模様に微妙な違いがあることもあり、この蝶のファンはとてつもなく多い。この蝶の発生を追いかけて本州を西から北へ採集旅行する強者もいるくらいだ。

ギフチョウ

私もファンの一人。四国に生息しない蝶なんて他にもたくさんいる。しかし、この蝶だけは、四国に生息していないことが本当に残念に思う。地球上で日本の本州だけにしか生息していないなんて!

里山という場所は人の生活圏だ。この蝶はそこに生息している。毎年桜の花の時期に、この蝶も桜咲く里山の民家の近くを飛ぶ。羨ましすぎる景色だ。いやもう、本っ当に羨ましい。羨ましすぎてどうにも我慢ができず、毎年、二本の通行料のバカ高い橋を渡って高速道路をつっ走り、生息地におじゃましている。

ギフチョウ

この地域のギフチョウは「ギフチョウ・ネット」をはじめ、地元の皆さんの献身的な活動で大切に保護されている。山の斜面の草刈りなんて想像以上に大変だろう。

今回は特に保護活動されている場所で撮影したわけではないのだが、それでも、地元の方々の「この辺りのギフチョウは採集しないでね」という空気があふれている。なので、ここには網を持った人は来ない。

ギフチョウブログ6

今年、「山口むしの会」が、ホームページで「山口県のギフチョウ採集自粛のお願い」をされていた。私はこの会の方とは何の面識もないけれども、気持ちは非常に理解できる。そろそろ採集の時期も終盤だが、このお願いの効果はあったのだろうか。

あったと信じたい。

カラスアゲハの谷(徳島県)

カラスアゲハ

谷筋に沿って走る細い道。一応自動車は通れるのだが、ずっと先の尾根を越えたあたりで神社に行き着き、道路は行き止まりとなるため、バードウォッチャーとか工事関係の車がたまに走る程度の静かな場所だ。

崖から染み出す水が道路に流れ出し、そこにカラスアゲハが吸水にやってくる。夏は気温が高く、なかなか翅を広げてはくれないが、春はひんやりした谷風のおかげか、よく翅を広げてくれる。

カラスアゲハ

ところで、一枚目と二枚目の画像は別個体だが、同じ種類である。なのに画像ソフトで処理したかのように色が全く違っている。しかし両方とも、見たままの色に近い。これはたぶん、撮影したときの被写体との角度とか、太陽の角度とか、雲の量などの違いで光が変わり、別の種類のように色が違って見えてしまうのだろう。

カラスアゲハ

カラスアゲハには、後翅裏面にミヤマカラスアゲハのような白いラインがない。

5月も末となり、春のアゲハの季節も終わりを迎え、いよいよゼフィルスの季節が始まろうとしている。

ミヤマカラスアゲハの舞(徳島県)

ミヤマカラスアゲハ

ツツジの花に潜り込むようにしてお食事

ミヤマカラスアゲハ

私の地元付近では、ミヤマカラスアゲハはツツジの花が満開に近づく頃に飛び始める。アザミの花があまり咲いていない時期なので、撮影はもっぱらツツジでということになるのだが、これがとても撮影しづらいのである。なんせ、飛んでいるか、花の中に潜り込んで蜜を吸っているかの二つに一つなので、基本的には花の前辺りでヒラヒラとホバリングしていて、まだ潜り込んでいない瞬間を撮影するしかないからだ。

図鑑や写真集で、この蝶がツツジの花の上で、おとなしく翅を開いてじっとしている画像をたまに見るが、悲しいかな私はそのような幸運な場面に出くわしたことが一度も無い。私が見るこの蝶は、皆活発に飛びまわり、追いかけあい、そして花の奥へと潜り込む。
ミヤマカラスアゲハ

シャッターはなかなか押せないが、美しいこの蝶の群れに囲まれていると、思わず時間を忘れて見とれてしまう。上の画像のように後翅裏面にL字型に白いラインが描かれるのがカラスアゲハとの大きな違いなのだが、このラインが消失している個体も多い。
ミヤマカラスアゲハ

ツツジの花に潜り込んで蜜を吸っている様子。この蝶にとっての至福の時。

残り福のミカドアゲハ(徳島県)

ミカドアゲハ

海岸のトベラでお食事

ミカドアゲハ

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ミカドアゲハが飛び始めたら初夏という季節もたけなわである。一年の内で最も爽やかな気候の時期だ。そんな季節に合わせるかのように、この蝶の翅も黒地に淡い水色をちりばめた、爽やかさいっぱいの模様である。

県南の爽やかな青い空の下、甘いトベラの香りに包まれて、青い海を眺めながら、爽やかな模様を持つこの蝶の最初の一頭に出会うまで・・・3時間待った・・・。

爽やかずくしの中ではあっても、さすがに3時間は長かった。今年は事情があってなかなか県南まで撮影に行けなかったため、少し時期が遅いのは承知しており、見つけられない可能性も考えていたので待てた。実は、諦めて別の場所に移動する準備をしていたところに一頭めが現れてくれたのである。やれやれ。

しかし、そもそも個体数はそんなに多くない。何十年も前ならともかく、最近の約十年において私はこの蝶があちらこちらで乱舞しているような状況など見たことがない。高知市では天然記念物に指定されて採集できないので、徳島県に採りに来る方が大勢いるが、あまり期待しないほうが良いかと思う。
はるか遠くの県外から来て、あまりにも何もいない有様に呆然とし、肩を落としてトボトボと波打ち際を歩く採集者の姿を何人も見た。

ともかく、今回は待っていた甲斐あって赤、黄二つのタイプ両方に会うことができた。

ミカドアゲハ

徳島県では多数派の後翅裏面に赤い斑紋を持つ赤斑型

ミカドアゲハ

隣の高知県では多数派だが、徳島県では少数派の黄(橙)斑型

県南でのミカドアゲハの時期が終わりに近づく中、残り福を授かったようで、この日出会ったたった2頭がそれぞれ別タイプだったのである。

ウスバシロチョウの休息(徳島県)

ウスバシロチョウ

風を避けて下草で休息

ウスバシロチョウ

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どうも今年の5月上旬の天候はよろしくない。気象庁が晴れだといっていても、山へ行くと薄曇りで、強めの冷たい風が吹いている。確か、全天の2割に雲がなければ晴れの予報となる。地平線に近い部分だけが青空であれば、晴れの予報であっても山あいで見える範囲の空は曇りでしかない。日差しがある時間は5月の暖かさで溢れるのだが残念ながら長続きしないことが多いようだ。

そんな中、ウスバシロチョウは日差しがあるときはヒラヒラ飛ぶが、無くなると一斉に地面の草にポタリとへたり込む。そして日差しが復活すると、あちらこちらから再びヒラヒラと飛び上がってくる。

ちなみに下はギフチョウの休息の様子だ。
SC0060120120412ギフチョウ


ギフチョウもまた日差しがなくなると地面にへたり込むようにとまり、活動しなくなる。両種とも、アゲハとしては古い形質の蝶のようで、受胎嚢のためにメスは生涯一回しか交尾できないというところも共通した特徴だ。そういえば、首のオレンジ色の襟巻もよく似ている。ただ、翼型はウスバシロチョウの方が洗練され、飛行性能が良さそうに感じる。

オナガアゲハ春型(徳島県)

オナガアゲハ

羽ばたきながらツツジでお食事

オナガアゲハ

主役を拡大

春型のオナガアゲハは思っている以上に小さくてかわいい。翅が細長いので、夏型などはギョッとするほど巨大な×印が飛んでいるように見える。しかし春型は夏型の半分くらいの大きさしかないので、スレンダーなスタイル故に実際以上に華奢で小さく見える。

カラスアゲハと同じ食樹なので、大体同じような場所にいるのだが、派手にギラギラと輝きながら羽ばたき、よく目立つカラスアゲハに対して、オナガアゲハは地味で控えめで、薄暗い谷あいでひっそりと生きている感じ。生息数も少ないように感じる。

それだけに、見つけると、頑張って生きてねと応援したくなる蝶だ。接し方も気持ち優しくなっているのではないだろうか。

まあ、結局のところは、ただの私の思い込みなのだけれど。

アゲハチョウの季節(徳島県)

アゲハチョウ

タンポポでお食事

アゲハチョウ

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昔の田舎の家は、果物のなる木が好まれていたようで、私の実家にも、桃とか柿とか梅とか様々な木が狭い庭に植えられていた。その中に徳島県らしく、スダチと夏みかんの木があり、アゲハがたくさん飛んでいた。
今頃の時期は天気が良ければ、風になびく鯉のぼりや、メスを追いかけて何処までも上昇していくアゲハ達をながめながら柏餅を頬張っていたものである。

田舎とはいえ、市街地に近い実家ではスダチなどの木はまだ健在なものの、蝶はめっきり減ってしまった。私の実家は狭いが、近所にあった、昔から代々続いている家々は一戸辺りの敷地が広く、緑の木々も10m以上に成長した大きい木がたくさん植えられており、様々な花も咲いていた。ところが近頃は、相続の問題か、そういう広い家がことごとく売られてしまい、木など植える隙のない、細切れの分譲住宅になってしまった。それなりの大木は学校か社寺にしか残っていない。都会では当たり前だろうが、田舎も同じような、つまらない街になってしまった。

木は切られ、田んぼは住宅地になり、川は下水道と化して蓋をされた。

今年もアゲハの季節が巡ってきた。いつか、実家のアゲハを復活させてやろうと企む今日この頃である。